東京都国分寺市西元町に鎮座する元町八幡神社は、奈良時代に建立された武蔵国分寺のハケ(国分寺崖線)の森の中の一郭にあり、又の名を「本村八幡神社」と呼ばれています。
その昔、明治22年に国分寺村ほか9か村が合併して国分寺村(現在の国分寺市)となった際、旧国分寺村と新国分寺村を区別するため、旧国分寺村を本村(ほんむら)と呼ぶようになりました。
昭和40年、町名整理・住居表示制度を実施する際に「本村」と意味が近い地名ということで元町(もとまち)となり、面積が広いため東西に分けられ 現在の東元町、西元町になりました。
創設元和年間(1615~1624)と言われているのは定かではないですが、享保5年(1720)社殿建築の資料はあるそうです。
祭神は応神天皇。境内社として祓戸神社(祭神・瀬織津毘売神、速開都毘売神、気吹戸主神、速佐須良毘売神)、榛名神社(祭神・火産霊神、遠山毘売神)が祀られています。
元町八幡神社にお参りするようになってから吉事が続き、「脚が悪くても気軽にお参りを続けたいから参道の石段に手すりを付けさせて欲しい」との申し出があり、急な石段に手すりが付いたなんて話もあるほど。(階段が辛い方は元町通りの坂道からでも辿りつけますよ!)
太鼓、神輿、山車については
5月の例大祭のほか、11月の七五三参り、大晦日の除夜祭にもお目見えします。